台湾人男性がおしゃれをしない理由を調査してみた

おしゃれ1 恋愛

台湾では、「日本人男性」や「韓国人男性」と聞くと、かっこよくておしゃれなイメージがあります。
その一方で、「台湾人男性」と聞いても、「おしゃれ」という言葉はあまり思い浮かびません。

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おしゃれの基準

おしゃれの基準は人によって異なりますが、ネットで調べたところ、以下の7つの基準が参考になるようです。

第1条:自分の弱点を見つける

第2条:コーディネートを鵜呑みにしない

第3条:弱点に沿ったコーディネートを

第4条:色彩バランスを身につける

第5条:内面から自信を出す

第6条:なりたい服装に合った体型になる

第7条:ブランドよりも形を気にする

私の知り合いの台湾人男性たちは、基本的に5しか合っていません。とにかく彼らは自分に自信があるように思います。

コーディネートどころじゃない…

色彩バランスやブランド以前に、そもそも彼らはコーディネートしているように見えません。まるでズボンを1枚しか持っていないかのように、いつも同じものを履いています。Tシャツは何枚も着替えているようですが、キャラクターがプリントされていたり、センスのないデザインが多い気がします。

髪の毛はもちろんノーセットで、香水も使いません。

靴はスニーカーが多く、ピアスなどのアクセサリーも一切つけません。

またメガネをかけている人が多く、コンタクトはほとんどしません。まるで布団から出て、すぐ出かけたかのように見えることがよくあります。

台湾男子AI
画像クリックするともっとの写真に飛んでいく

少し前にXで話題になっていた、AIが作成した台湾男子のイメージ画像は、とても的を射ていると思います。私の周りには、まさにそのイメージ通りの男性がたくさんいます。

私が見ている台湾人男性は…

こういうテーマの記事は、人によって考え方が大きく異なると思うので、まずは自己紹介から始めたいと思います。

私は理系なので、これまで見てきた台湾人男性の90%も理系男子です。大学のクラスの男女比は3:1、職場では5:1くらいのように感じます。

価値観は環境によって大きく左右されるため、この記事で取り上げる台湾人男性も、あくまで私の周りにいる男性についての話です。

テス
テス

本題に入りましょう!なんでおしゃれしないの?ダサい自覚ある?

友人
友人

別にどうでもいいでしょ!誰にも迷惑かけてないし

理由その1、めんどくさいから

中国語で言うと「懶」です。

おしゃれをするのは、とても時間かかりますよね。例えばコンタクトをつける場合、まず買い物をして商品を選び、慣れていない人なら付けるにも時間がかかります。髪の毛をセットするのも、ただワックスをつけるだけではなくて、練習していないと上手くできませんよね。

さらに、コーディネートをするのも、普段しない人にとってはものすごく時間がかかることだと思います。どこから始めればいいのか分からないほど難しく感じるでしょう。

おしゃれなおじさん

おしゃれに見える人は、絶対に時間をかけて少しずつ努力を積み重ねてきたはずです。美意識というのは、日常の細かいところまで気を配ることで育まれるものです。

しかし、彼らにとってはそうしたすべてがめんどくさいのです。だから、やらないのです。

テス
テス

ここからは私の推測だ!

モテたい気持ちがない

結婚しているかどうかに関係なく、彼らには共通点があります。それは「モテたい」と思っていないことです。

「モテたい」という気持ちは、とても重要だと思います。その気持ちがあるからこそ、人は行動を起こしますよね。

彼らは決して女性が嫌いなわけではありません。アイドルが好きな人も多いですし、「綺麗」や「可愛い」ものが好きなのに、なぜか自分を綺麗にしようとは思わないのです。

理由その2、周りの人も同じだから

おしゃれではないけれど、彼女や奥さんがいる男性は普通にいます。この結果を考えると、おしゃれかどうかは結婚できるかどうかには関係ないのではないでしょうか?

環境というものは、ものすごく大事だと思います。

子どもの頃から周りの大人を見て育つと、「自分も当たり前のようにそうなるんだろうな」と思いますよね。例えば、日本では通勤時間の電車に乗ると、スーツ姿のサラリーマンをたくさん見かけます。そんな環境で育った人は、自分もいずれその一員になると自然に思うでしょう。

サラリーマン

しかし、台湾ではおしゃれをする男性が少なく、おしゃれをすると逆に浮いてしまうのです。

今はネットでたくさんの情報が手に入るので、状況は変わりつつあるかもしれません。私の時代では、大学で制服がなくなる頃が女性にとって自分に似合うスタイルを見つける時期でした。女性たちは買い物をして、いろいろ試しながら自分のスタイルを確立していきますが、男性は昔からずっと無関心でした。

ルームメイト全員がバスケットパンツのようなハーフパンツと「系服」ばかり着ていれば、自分も自然とそうなりますよね。男性たちは一緒にゲームをしたり、遊びに行ったりしますが、一緒に洋服を買いに行くという話は、一度も聞いたことがありません。

「系服(xì fú)」は、台湾の大学で学部ごとに作るオリジナルTシャツのこと。デザインは学生が考えるので、ダサいものが多いのが特徴。学部の団結を深める目的で作られので、授業やイベントでよく着られる。

さらに、台湾には男性向けの洋服店が少ないのも影響していると思います。
女性向けの服は、安いものから高いものまでさまざまなスタイルがありますが、男性の服は基本的に高くて、選択肢も少ないのです。

今ならユニクロでもおしゃれはできますが、そもそも昔からおしゃれをする習慣がなかった人が、急に変わる可能性は低いですよね。

理由その3、不便がないから

上記の通り、今までおしゃれをしなくても不便を感じることはなく、社会人になってもその状況は変わりません。

むしろ不便がないどころか、彼らにとっては快適なのです!

私服

よく見かけるシーンとして、女性は出かける前に1時間以上かけてメイクをしたり、服を選んだり、髪の毛をセットしたりします。その間、男性はソファでゲームをしながら待っています。そして、男性自身が出かける準備にかける時間はわずか3分ほど。余った時間を自分の好きなことに使えるので、快適ですよね。

ちなみに、台湾では場合によって「必ずこの服装でなければならない」というような厳しいドレスコードはありません。例えば、結婚式でもTシャツで参加する人が多く、お葬式や入学式なども、特に決まった服装のルールはなく、基本的に自由です。

他人の目を気にしないの?

テス
テス

他の人は君をどう思ってるの気にならない?ダサい姿が見られても大丈夫?

友人
友人

自分のことをダサいと思わないし

なんと!!その答えに驚きました!

どうやら「みんなそうだし、自分は特別ダサいわけではない」という思考のようです!

これはとても自信に満ちた考え方ですね。「自分の価値は見た目で決まるわけではない」という思考は素晴らしいと思います。もちろん、おしゃれをする人が自信を持っていないわけではありません。しかし、彼らにとって、おしゃれをすることは実用性がないのです。

見た目を重視しない

「メイクは自分のためにする」「メイクをするとテンションが上がる」という言葉をよく聞きますが、もし無人島にいたらどうでしょう? メイクをするでしょうか?

誰も見ていないのなら、たぶんしないですよね。

イケメン

つまり、見た目を綺麗にするのは「自分のため」だけでなく、「周りの人にどう思われるか」を気にしているからこそ成り立つ行為なのです。しかし、彼らは自分のことが好きで、ダサいとは思わないし、例えダサいと思われても気にしません。自己肯定感が高いのです!

例えば、私は自分の顔にコンプレックスがあり、整形したいと思うことがあります。しかし、彼らは素のままの自分を受け入れています。太っていても、完璧な顔ではなくても、「自分が快適に生きていけるなら、それで何の問題もない」と考えているのです。

討論の最後に、友人が言った一言が印象的でした。

「我爽就好」(自分が楽しければそれでいい)

イケメンの結論

自分が楽しんで生きていけるなら、それだけで素晴らしい。そんな考え方も、立派な生き方のひとつですね。

後記

友人たちのことを散々「ダサい」と言いましたが、そんな友人たちのことが私は大好きです☺️

「おしゃれをするのは、趣味のひとつではないか?」と考えるようになりました。興味がある人はすればいいし、興味がない人は、その時間を他のことに使えばいいですよね。

「この人はダサい」「一緒に歩きたくない」と思うなら、おしゃれな人と友達になればいいだけの話です。

コメント

  1. まるはち より:

    服飾に関して言えば、ファッションに無頓着に育ったけれど、何かのきっかけでオシャレしたい!と思ったとき、日本の男子には最後の砦「着物」があるのです。

    着物について詳しい人が少なすぎるので、とりあえずネットで出てくる伝統的なスタイルにしておけば間違いない!

    ただ、ちょっと凝りだすと、基本的にフルオーダーの世界なので金がかかる🥲

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