めでたいめでたい、私が本を出版することができるなんて、全く思っていませんでした。出版する経緯を話したくて、読んでいただけると嬉しいです。
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それは…プログラミング勉強中の話だ
自分が勉強しているウェブサイトに関するプログラミングの世界は、新しい技術が次々と出てきて、ネットで技術記事の更新も早いです。何かを知りたいときは、本よりも記事を読むのが一番いい方法だと思っています。
ある日、いつも通り記事を読んでいたら、その記事を書いた人が記事の最後に「本を出版しました!」とお知らせしていたんです。
それで驚きました!
失礼ですが、その記事は特にすごい技術のことを書いているわけでもなく、すごくわかりやすいわけでもないのに、それで本を出版できる?!って思いました。
「じゃ…私も出版したい!」と思い始めました。
出版してくれる出版社を探す
出版したいと思い立って、勢いで行動しようと思い、その日の午後、Xで一番読まれている記事を整理して、自己紹介の文も書いて、「原稿募集」をキーワードにググってみました。
一番最初に出た出版社5つをリストにまとめました。
一つ一つメールしてみようと思ったのですが、3つ目の出版社にメールした時点で「私、何やってんの?!」、「簡単に出版できるわけないでしょ」と思い始めて、疲れてしまいました…あと2社残っていましたが、メールするのをやめました。
出版社から返事がきた!
メールを送ったらすぐに返事が来ました!2社から「考えさせてほしい、もう少し待ってください」みたいな返事だったけど、1社は「お話しましょう」と返ってきました。
日本の出版については全く知識がなかったので、メールした3つの出版社のうち、1つが自費出版の会社だということも知りませんでした。ただ返事が来ることが嬉しかったです。
それで、緊張しながらミーティングのお誘いをOKしました。私は日本語での電話がすごく苦手で、できれば避けたいところですが、やっぱり出版は仕事として考えるべきだし、こういうときはやるしかない!と思い、頑張りました!自分にとっては大きいな突破口だと思います。
自費出版
出版社の方と話して、自費出版について理解しました。日本で自費出版をすると50~100万円がかかること、紙の質、色付き、デザインなどによってコストが変わることもわかりました。
本を出版したい気持ちがありますが、さすがにそんな大金をかけてまで出版したいとは思いません。
私が求めていたのは、誰かに認めてもらうことでした。私が書いたものに価値があり、それを出版してくれる人に出会いたいです。お金の問題も大きいですが、それだけではなくて、自費出版なら…誰でもお金を出せばできるものです。でも、それは私が望んでいることではありません。
商業出版
商業出版では費用を基本的に出版社が負担します。そのため、売れるか売れないかのリスクがあり、簡単に出版できないのです。
メールした出版社をA社とB社と呼びましょう。
A社から先に明確な返事が来ました、「出版できません。」と。ただ、関連企業のような別の出版社を紹介してくれました。そして、またC社とやり取りが始まりました。こちらも同じように「考えさせてほしい、もう少し待ってください」と言われました。
C社の返事を待っている間に、B社から連絡が来て、「15万円自費しても大丈夫なら、出版できます」と提案されました。
15万円を出しても出版したい?
金額の問題じゃないですね。たぶん、認められていないという気持ちや、プライドの問題だと思います。
最初にB社の返事を見たときは、「もちろん出版したい!!いくらでも出す!!」と思ったんですが、落ち着いてから周りの人に相談してみました。
実は相談と言っても、その時点で自分の中ではもう決めていたと思います。ただ、誰かに背中を押してほしかったんです。そして姉にこんなことを言われました。
「本を出版して、それで?何の意味ある?インフルエンサーの自己満足?」、「台湾で5万元くらい出せば誰でも本を出版できるし」
正直、きつかったです。
例えば、お金を出さなくて出版できるなら、もちろん出版します。でも、自分でお金を出すなら話は別ですね。15万円は円安のおかげで台湾元で3万元くらいで、全然困らない金額です。でも「意味ある?」と言われたから…なんか言い返せなかったです。
どうしても本を出版したい
売上とかお金儲けとか、そんなことは置いといて、ただただ自分の本がほしかったんです。一度でも「作家です」と言ってみたかったんです。
昔から書くことが好きで、中学生の頃に短い小説も書いていました。もちろん、才能がないことは自分でもわかっています。国語の授業でたまに作文を褒められることもありましたが、私より上手に書けるクラスメイトがたくさんいました。
なんで出版社が出版してくれるかわからないですが、このチャンスは二度とないかもしれないし、やってみようと決めました!
本を出版するとは?
原稿作成や表紙デザイン、販売などは全部出版社が担当してくれます。出版社の仕事はかなり大きいです。出版社の方が私のブログ記事をコピペして、日本語を修正してくれました。
私がやったのは、本に載せたい記事のリストを作成して、出版社からもらった原稿を修正したり、本に載せる自己紹介や希望の表紙デザインを伝えたりしただけです。
なかなか面白かったです。出版社からのメールをいつもすごく楽しみにしていました。それに、やり取りは全部メールでしました!電話が苦手な私にとっては最高でした。
これは私が書いた表紙のイメージです。すごく適当だったけど、今のような可愛い表紙ができて嬉しかったです。めんどくさいと思われていたかどうかは分かりませんが、一度きりのことなので、めんどくさいと思われても言いたいことはちゃんと言いました。
でも実際、出版社の方は優しかったです。どんなことを言っても丁寧に答えてくれました。私の日本語で失礼なことを言ってしまったかどうかは心配ですが(笑)。
出版社からのメールには、まず「お世話になっております」と必ず書きます。最初は「それ…毎回書くの?」と思ったんだけど…はい、そうです、毎回書きますね。日本語で仕事したことがなかったので、今回の経験はとても勉強になりました。
自分の中で変化があった
出版社との契約は、半年で1000冊を売れたら、私は15万円を取り戻せて、さらに印税がもらえます。それで、どうすれば本を売れるのかなとよく考えています。
「売上を気にしない」なんて言ったら嘘になりますが、お金が儲からなくても全然良いけど、全く売れないのは寂しいですね。
でも正直、自分だったら…買わないかもしれないです。だってネットでただで読めるし、なんでお金を使って本を買うの?ただ私はケチだから納得できないかもしれないですが、自分が納得できないことを他人に説得するのは…難しいですね。
それで一時期、Xでどんな投稿をすれば良いのか悩んでいました。今まではとにかく自分の興味があるものを書いたり、あまり気にせずに投稿していたけど、本を売るためにもっと面白そうな投稿をしなきゃいけないと思っていました。
他の人のイイねが多い投稿を見ると、「あ~もっと頑張らないと」と思っちゃいました。
でも本を無事に出版ができて、投稿にも1000のイイねをもらえて、やっとホッとしました。これで、またつまらない投稿や有益じゃない投稿をしても大丈夫ような気分に戻りました。
出版社の方と会った
日本のお盆休みに、たまたまずっとメールでやり取りしている出版社の方(社長さん)が、家族旅行でこちら来たので、会ってきました!それで、出版についていろいろ話を聞けました。
まず一番気になっていたのは、「なんで出版OKしてくれたの?」ということです。
社長によると、「SNSで人気がありそうだったから」とのことです。やっぱりそうですよね。Xのフォロワー数のおかげで出版できたんですね!そうじゃなかったら、いきなり「出版したい」ってメールを送っても、きっと相手にされなかったでしょうね。
もう一つ面白い話は、編集するときの難しさです。私のスタイルで私らしい日本語にしたいけど、さすがに間違った日本語をそのまま本にするわけにはいかなくて、そのバランスを取るのが大変だったみたいです。私は原稿を読んで全然わからなかったですけどね(笑)。
インスタグラムでもっと投稿してほしいと言われましたが(笑)、Xとブログだけで精一杯で、インスタを運営する時間は作れないですね~。もし、いつかプログラミングの仕事をやめたら、インスタする時間を作れるかもしれません!
社長だから堅苦しい話になるかなと思っていたけど、家族で来てくれて、奥さんは可愛い人で、娘さんは私には全然構ってくれなかったけど、楽しかったです。
会った日に、ちょうど本の出版をお知らせした次の日で、午前中にアマゾンで売上が500位に入ったって社長が言いました。私は「それってどういう意味?良いの?悪いの?」って聞きました。
すると、「アマゾンには約2万冊の本が売られていますよ。500位はかなり上位で、良いってことですよ。」と社長が教えてくれました。
それを聞いて、やっとホッとしました。良かったです。1000部売れそうかもしれないです!私はもうできることしたので、あとは神様に任せます。
どうか1000部売れますように。
別にストレスは感じてなかったけど、最近、眠くてもなかなか眠れないことが多くて…でも本を発表した後、ちゃんと昼寝ができるようになった!
コメント
千葉です😊
2万冊ではなく、200万冊以上ですよー!
千葉さん!!200万冊ですか?!じゃ500は本当に上位ですね~~