「台灣人必做的三件事」、というタイトルの記事は、いつの間にかネットで流行しています。この3つのことは「環島(台湾一周)、爬玉山(玉山登頂)、泳渡日月潭(日月潭を泳いで横断する)」です。
台湾一周回る
ネット記事では「自転車で台湾一周」と書かれていましたが、個人的にはどんな形でも、台湾を一周するならカウントします!徒歩、自転車、バイク、車、電車、いろいろな方法があります。
学生時代にバイクで台湾一周
今も流行っているかどうかはわかりませんが、私の時代では流行っていましたね。
「ちょっと環島行ってくる」と言ってそのまますぐ出発するクラスメイトも居ました。
台湾は広くなくて、休まずに走り続ければ24時間で一周できます。でも、疲労で危険なので、事故もありました。クラスメイトはちゃんと休んで、確か30時間後くらいに無事に戻ってきました。
普通なら5~7日もあれば十分です。疲労より大変なのは…ずっとバイクに座っているとお尻が痛くなるので、どれくらい我慢できるかですね。
自転車で台湾一周
調べてみたら、なんと台湾の観光公式サイトに自転車で台湾一周案内のPDFがあります。「環島一號線」というルートもありますね。
7~12日が必要で、体力がない人には難しいため、完走した人はそれほど多くないようです。私の周りではバイクで台湾一周した人は多いですが、自転車で一周したのは多分2人くらいしかいません。
徒歩で台湾一周
2ヶ月がかかりそうです。夏の炎天下では倒れそうなので、ネット記事では11月~4月をおすすめしています。
徒歩は一番大変だけど、たくさんの知らない人から応援をもらえます。歩いて一周する人はみんなリュックに「環島中」みたいなフラグを挿したり貼ったりして、それをみかけた人から応援の声をかけてもらったり、差し入れをもらったり、優しい人がたくさんいるようです。
それはもしかしたら、一周すること自体よりも、人の善意に触れることがこの旅の醍醐味かもしれないですね。
車や電車で台湾一周
車は一番かっこよくないです。高速道路を使えば3~4時間で台北から高雄に行けますし、高鉄(台湾の新幹線)ならなおさら早いです。2時間もかからずに台北からすぐ高雄に行けます。東部方面は高鉄がなくて、少し遅い在来線を利用しなければなりませんが。
車で台湾一周した!ってアピールする人はあまりいません。あまりかっこよく感じられないからです。
でも実は今の私、もし台湾一周するなら車を選ぶかもしれません(笑)。別にかっこよくなくても良いし、歩くや自転車はしんどいし、バイクも2時間くらい座っていると辛くなるので、車一択です!
玉山登頂
玉山は台湾で一番高い山で、標高3952メートルです。
日帰りの弾丸登山、1泊2日、2泊3日などのプランで登頂することができます。初心者は高山病のリスクもあるため、2泊3日でゆっくり登ることをおすすめします。
玉山でたった一つの山小屋「排雲山莊」
玉山登山で一番難しいのは体力ではなく、山小屋の予約抽選だと冗談で言われることがあります。
山小屋は「排雲山莊」1つしかなくて、一日に泊まれる人数は116人だけです。
富士山とは違って、玉山は基本的に夏でも冬でも一年中登れますが、冬は雪が積もっていて、難易度が大幅に上がります。冬季登山では雪山専用の装備が必要で、経験者の登山者しか登らないことが多いです。
それで山小屋の抽選率がとても低いです。でも外国人の方に、一定の定員数が確保されているので、比較的抽選しやすいかもしれません。
初心者でも登れるコース
台湾の多くの高山の中で、玉山は難易度が一番低くて、初心者に優しいコースと言われています。登山経験が全くない初心者がチャレンジすることも多いです。
私も2021年に玉山にチャレンジしました。初心者に優しいと言われていますが、実際はものすごく大変でした。普段全く運動していない人は、頂上まで登りきれない可能性が高いと思います。
日月潭を泳いで横断する
1983年から続いていて、今年で41年目を迎えました。毎年9月に一回だけ開催される日月潭で泳げるイベントです。
普段は泳ぐことが禁止されているので、年に一度のチャンスなので、毎年2万人以上の参加者が集まります。それで「泳渡日月潭」というイベントは海外でも有名なようです。2024年9月に開催されたイベントには2万2千人が参加しました。
約3キロ、ライフセーバーあり
片道だけですが、それでも3キロがあります。3キロというのは…普段泳いていない人にとってかなり長いです。プールの50メートルを往復30回すると同じ距離です。1回5分で計算すると、少なくとも2時間以上がかかりますね。
50メートルごとにライフセーバーが配置されています。疲れて泳げなくなった人はそこで休むことができますし、途中で辞めることもできます。また、水分と食べ物の補給もできます。
口を開けるとスタッフが補給食を入れてくれるので、魚の餌やりのようで面白くてぜひ体験してみたいです。
危険性がある
大規模なイベントで救護所ももちろん設置されていますが、過去に参加者が亡くなったこともあるので、自分の体調をよく考えて、気軽に参加するイベンドではありません。
そして個人での参加できません。5人以上のグループで応募しないといけないです。それでグループでの申し込み手続きをやってくれる旅行会社もあります。
ホテルは満室
普段の日月潭のホテルはあまり安いイメージはありませんが、この時期のホテルは、基本的に半年前から予約しないとどこも満室です。
台湾人の私は…
今のところ、玉山登頂しか達成していません!
台湾一周はいつでもできると思ってまだしていません~!!
「泳渡日月潭」は去年、友達がみんなで参加しましたが、ちょうど私はカナダに行ったせいで、一緒に参加できませんでした。5人集めるの難しいので、旅行会社の日帰りツアーを申し込もうと思っています!
いつか全部達成したい!!
コメント