中国語で「失落的眠月線」と呼ばれている、とても綺麗な名前です。
嘉義県に位置する阿里山と言えば絶景の日の出ですが
実は眠月線という阿里山だけにある美しい線路ルートは
2020年から人気急上昇です!!
これから眠月線ルートの紹介と1泊した経験を話していきます。
眠月線(mian yue xian)
眠月線の魅力
元々は「眠月駅」や「阿里山駅」などへも一直線で繋がっていましたが、
1999年921地震と2009年88風災に度重なる自然災害の影響で「眠月駅」復旧はできません。
ですので眠月ルートは昔の線路に沿って歩きます。
自然の中に歩いて
高さ約30mの橋を通って
ここしか見れない最高の景色です。
眠月線ルート片道9キロ
往復の距離18キロ、
標高差ただの100mで初心者でも簡単にできます。
所要時間は6~7時間なので
日帰りも全然できます。
ルート:沼平駅⇨第1明トンネル⇨大崩壁⇨塔山駅⇨石猴駅
赤い文字のはキャンプできるところです。
橋24個
眠月ルートはとても緩いけど橋24個渡さないといけないです。
一番高い橋は30mもあるので高所恐怖症の方は注意です。
でも橋も眠月ルートの最大の魅力ですね。
トンネル
トンネル12個があります。
一番長いのは400mもあるのでヘッドランプは必要です。
大崩壁
「大崩壁」とは88風災に壊れた部分です。
ここだけはちょっとロッククライミングみたいに登ります。
とても短いのでゆっくりすると危なくはないと思います。
雨の日に「大崩壁」は滝になるらしいので気をつけてください。
眠月線に1泊すると用意するべき物
気温
山の気温差が激しいので重ね着をしてください。
私は12月の頭に行って夜になると5度ぐらいでした。
嘉義市まだまだ20度もあるのに
夜の山ってほんとにとても寒いので厚い服を用意しといてください。
テント
初心者なのでまずNaturehikeの安いやつを買ったんです。
CloudUp2の210Tアップグレード版。
蝦皮というネットショップで2040元(~6800円)で購入しました
寝袋、マット
夜になると5度までも下がるので厚い寝袋が大事です。
私は節約のため安い寝袋買ったんだけど全然だめでした…(笑)
Jack Wolfskin(ジャックウルフスキン)のLite Tech 200、
最低使用温度-4度と書いてありますが、ほんとにだめです。
めちゃくちゃ寒かったです。
マットは蝦皮で450元(~1500円)でNaturehikeのクローズドセルタイプを買いました。
寝心地がよくて軽くて安くてテント泊登山におすすめです!
12月の服装
服装は大体デカトロンで買いました。
初心者なので最初から安くて機能性が良いデカトロンはちょうどいいと思います。
ベースレイヤーは乾きやすいTシャツ、
ミドルレイヤーは保温力のあるもの、ユニクロのライトダウンがおすすめ、
アウターレイヤーは防水、防風機能が大事です。
あと夜になるともっと寒くなるのでダウンジャケット持って行ったほうがいいと思います。
水、食物
水は4L持っていったけどあと半分ぐらい残っていました。
たぶん冬にあまり汗かからないし、
緩いコースですし、
2~3Lでちょうどいいと思います。
夜ご飯はカップラーメンと牛肉でした。
お湯がほしいのでガスは必要です!
実際登った感想まとめ
7人の登山初心者なので初めて荷物を背負って歩くの心配していましたが
緩い眠月線は余裕でした!
14~20キロの荷物は大変だったけど「あ~無理だ」とは1回も思わなかったです。
途中も休憩して仲間たちと一緒に遊んで楽しかったです。
ご飯作ったり喋ったりして
ボートゲームも一応持って行ったのですが
夜になると寒すぎて全員6時ごろにテントに帰って寝ました。(笑)
景色めっちゃ綺麗で
登山初心者に、日帰りにとてもおすすめです。
阿里山までの交通手段
嘉義市からバスで行く
まず電車や新幹線で嘉義市について「台湾好行」のバスで行きます。
A線は新幹線嘉義駅⇄阿里山
B線は台鉄嘉義駅⇄阿里山
悠遊卡おっけです!片道251~278元(~850円)です。
それかA線とB線どっちでも4回乗れて480元のチケットもあります。(中国語版サイトだけ)
台北からバスで行く
台北出発の方に台北バスターミナル発車の「國光客運」はおすすめです。
料金690元で、
3~10月発車時間は20:45、
11~2月は21:45です。
朝の3~4時頃ついて日の出を見てから登山行くものいいじゃないですか。
チケット予約は必要です。
入山申請
塔山駅の後からは「台湾一葉蘭自然保留區」なので林務局サイトで入山申請は必要です。
許可がないままで自然保留區に入ると50万円の罰金になるので気をつけてください。
景色が綺麗すぎてまた行きたいです!皆さんぜひ行ってみてください!!