中国語で「税金」は日本語と同じ意味ですが、「智商稅(zhì shāng shuì)」とは一体どんな税金なのでしょうか?
「智商」の意味を知ろう
「智商」はIQの意味し、日本語では「知能指数」と言います。
例文を見てみましょう!
「その人、知能が高いです。」は「那個人智商很高。」
「IQ180の人。」は「智商180的人。」
ちなみに、世界のIQランキングでは日本が1位です。台湾はなんと3位です。

(このランキングを信用するかどうかは、ぜひリンクをクリックして自分で判断してください。)
知能の税金ってどういう意味?
「智商稅」というのは、価値のない買い物をしたときに使われる言葉です。
つまり、「知能が低いようなバカな買い物」をしてしまったとき、その浪費したお金をジョークとして「税金」と表現します。
例えば、「驚くほど効果がある」と宣伝された新商品が発売されたとします。販売側は当然、大々的に宣伝しますが、実際には期待したほどの効果がありませんでした。それに気づかずに購入してしまったとき、「智商稅を払った(繳智商稅)」と言います。
つまり、「買ってみないと効果が分からない」商品を買うことが、「税金を払うような行為」とされるのです。
例文を見てみましょう!

「智商稅的東西」は「智商稅を払うようなもの」。

「繳過的智商稅」は「払った智商稅」。払うは中国語で「繳(jiǎo)」です。

「OOO真的是智商稅嗎?」は「OOOは本当に智商稅ですか?」。ちなみに、空気清浄機は中国語でも日本語と同じ表現です。
どんな買い物が「智商稅」なの?
これは人によりますよね。
一番わかりやすい例は、効果がない健康商品です。例えば、プロバイオティクス(益生菌)の効果を疑っている人も結構います。

上記の例文を見ても分かるように、空気清浄機を「智商稅」だと考える人もいます。
つまり、人によって「自分に効果がなかったものを買った経験」が「繳智商稅」になるのです。

また、石墨烯(グラフェン)という素材を使った服は、名前だけ聞くとかっこよく思えますが、果たして日常生活に本当に必要でしょうか? という議論もあります。
女性の買い物もよく「繳智商稅」と言われます。
例えば、効果のないスキンケアやメイク商品。SNSの投稿を見て「これを使えば可愛くなれる!」と思って買ってしまうこと、ありますよね?コラーゲン(膠原蛋白)も「本当に効果があるのか?」と疑問視されることが多いです。

でも、結局「買ってみないと分からない」ので、「智商稅」は悪い言葉ではないと思います。
他の人にとっては「智商稅」でも、自分には効果があるかもしれませんよね。
結局お金を払うので、やっぱり「税金」みたいなものですね(笑)。

買い物が好きな人は、とにかく買ってみたいよね~!
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