まず一番大切なポイントは、台湾は日本と逆で「右側通行・左ハンドル」だということです。また、日本に比べると交通マナーが荒い場面も多いため、運転には十分な注意が必要です。
ガソリンスタンドのブランドと種類
主な石油元売り会社

台湾の石油メーカーは大きく分けて2社あります。「中油(CPC)」と「台塑石化(Formosa)」です。
「中油(CPC)」は最も規模の大きい公営企業(台灣中油)であり、店舗数は全体の約76%を占める台湾シェアNo.1のブランドです。青・白・赤のCPC看板が目印です。

一方、緑の看板が特徴の「台塑石化(フォルモサ)」系列の店舗数は全体の約24%です。数は中油ほど多くありませんが、主要な道路沿いでよく見かけます。

ブランド
ガソリンスタンドのブランドは合計13ほどありますが、店舗数が圧倒的に多いのはやはり「中油」です。

こちらは店舗数を50軒以上展開しているブランドのロゴ一覧です。これよりも店舗数が少ないブランドはかなり珍しく、メンテナンス体制なども考慮すると、基本的には大手ブランドを利用するのが安心です。

ガソリンは車やバイクにとって大切な「食事」のようなものです。他のブランドが悪いわけではありませんが、品質への信頼感から、台湾人の多くは「中油」スタンドで給油することを好む傾向があります。
オクタン価の種類
台湾のガソリンは、オクタン価の数値で表示されています。主に92、95、98の3種類に分けられます。例えば「95無鉛汽油」は、オクタン価95の無鉛ガソリンを指します。
つまり、台湾の92と95は日本のレギュラーに近い扱いです。一般的な乗用車やバイクでは95を選択するのが最もポピュラーです。
ガソリン価格は全島ほぼ一律
日本のように地域や店舗によってガソリン価格が大幅に異なることは、台湾ではほとんどありません。毎週月曜日に価格改定が行われますが、基本的には全島どこでもほぼ同じ価格です。
セルフ給油(自助加油)を利用したり、特定のクレジットカードで決済したりするとリッターあたり数円安くなることはありますが、都会でも山奥でも基本価格は同じなので、わざわざ安いスタンドを探して走る必要はありません。

クレヨンしんちゃんで、みさえが必死に安いスタンドを探すシーンを見て驚きました!台湾ならどこで入れても同じですからね。
台湾のガソリン代は日本より安い?
日本のレギュラー価格と比較すると、台湾の95ガソリンの方が安く見えることが多いです。しかし、そこには税制の違いがあります。
日本ではガソリン価格に諸税が含まれていますが、台湾では「燃料使用費(燃料費)」という費用を、ガソリン代としてではなく、排気量に応じて「所有者」が別途支払う仕組みになっています(毎年7月納付)。

台湾の燃料費は車両の排気量によって決まります。例えば、一般的な1800ccの自家用車であれば、年間の燃料使用費は4,800元(約24,000円)です。
そのため、トータルの維持費でどちらが安いかを断言するのは難しいですが、旅行者がレンタカーを利用する場合、燃料費はレンタカー会社が負担しているため、純粋な給油代金だけで言えば日本より安く感じられるはずです。
【2024年更新】最近の円安の影響もあり、日本円に換算すると「台湾のガソリンが格段に安い」とは言いにくい状況になっています。
ガソリンスタンドでできること
日本でドライブ中の休憩といえばコンビニが定番ですが、台湾の郊外ではガソリンスタンドが休憩スポットとして大きな役割を担っています。
トイレを借りる
給油のついでにトイレを借りるのはもちろん、給油しなくてもトイレだけ利用することが可能です。台湾のスタンドのトイレは比較的清潔に保たれており、「公共の場」として開放されているため、気兼ねなく利用できます。
売店で休憩する
最近の中油(CPC)などでは、「中油CUP」というコーヒーショップやコンビニのような売店を併設している店舗が増えています。ご当地土産やお菓子を販売していることもあります。

ちょっとした道の駅のような感覚で利用できますね。
電動バイク(Gogoro)の電池交換
台湾で普及している電動バイク「Gogoro」のバッテリー交換ステーション(GoStation)も、多くのガソリンスタンド内に設置されています。

洗車サービス
日本と同様に、洗車機による洗車や、スタッフによる手洗い洗車サービスがあります。

セルフ洗車は「自助洗車(コイン洗車場)」が街中にたくさんありますが、スタンドでは洗車機なら120元〜150元(約570円〜720円)程度で手軽に利用できます。
給油時に役立つ中国語フレーズ

こちらは日本の方が台湾で撮影されたバイク給油の動画です。重要な注意点は、給油前に必ずエンジンを切ること(熄火)です。また、金額指定で「100元分」と頼んでも、それより前に満タン(跳停)になった場合は、実際に入った金額だけを支払えば大丈夫です。
注文の例文:4つのパターン
台湾のスクーター(125ccクラス)のタンクは4〜6リットル程度です。リッター30元前後なので、キリよく「100元分」注文する人がとても多いです。
店員さん:你好,加什麼油?(こんにちは、どの種類を入れますか?)
答え方:
① 95,加滿。(95を、満タンで)
② 95,跳停。(95を、自動停止するまで)
③ 95,加一百塊。(95を、100元分)
④ 95,一百。(95、100元で ※最もシンプル)
①と②は似ていますが、ニュアンスが少し異なります。
①「加滿」の場合:給油機がカチッと止まっても、店員さんがキリの良い数字(例えば92元を100元にするなど)まで継ぎ足そうとすることがあります。
②「跳停」の場合:機械が自動停止した時点でストップしてほしいという意味です。最近はカードが主流なので、端数が出ても問題ないため、この「跳停」が推奨されています。
私はいつも④を使っています。短くて伝わりやすく、やり取りがスムーズに終わるからです。
お支払いのやり取り
店員さん:總共OOO元,現金還是刷卡?(合計OOO元です。現金ですか、カードですか?)
答え方:
① 現金。(現金で)
② 刷卡。(カードで)
このほか、車での給油の際は「会員カード(會員卡)」「統一編号(ビジネス用の番号)」「スマホ決済のバーコード(載具)」などを聞かれることがありますが、分からなければすべて首を振るか「不用(ブーヨン/要りません)」で通じます。また、オイル添加剤や洗車などの商品やサービスのセールスをされることもありますが、不要ならば断っても全く失礼ではありません。
一定金額以上の給油でティッシュや水などのプレゼントがもらえるスタンドもありますが、その受け取り条件などは少し複雑です。まずはスムーズに給油と決済ができることを目標にしましょう!
以上、台湾で運転を予定している日本人の方にこの記事がお役に立てば幸いです。安全運転でドライブを楽しんでくださいね!

台湾の交通ルールは日本と違う部分が多いので、まずは慣れている人の隣に乗ることから始めるのもアリですよ!

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