日本とは違う、台湾半導体業界の「転職文化」

台湾企業あるある

日本に似ていて転職しないほうが良い業界がありますが

転職はごく普通なことである台湾の半導体業界について

20~30代のエンジニアがどんな風に転職していることを

この記事で紹介したいと思います。

この記事あくまで私なりの考えですが

自分は6年間半導体業界にいることで

周りに同じ業界の皆様の意見をまとめてみました。

IT、通信、半導体って三つの業種を中国語で「科技業」と言います。

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転職は当たり前の半導体業界

台湾の半導体企業がとても多くて

TSMCという会社をトップ企業にして

その他、半導体ファウンドリー企業、設備産業、原料産業などの企業も山ほどあります。

労働者にとって選択肢が多い環境で

他の業界より転職しやすいと思います。

転職する理由

給料を上げるため

転職の理由は二つだけ

「給料が少ないことと辛い思いをさせること」

(錢沒給到位、心委屈了)

中国の有名な起業家の馬雲が言いました。

そして台湾だと定期昇給は基本的に個人の評価で判断します。

大企業の昇給率は大体3~5%

中小企業なら大企業より低くてゼロもあると思います…。

(ちなみに私今の会社はゼロです…)

定期昇給を期待しなくて転職で給料アップする方が速いという考えはとても普通です。

やりたいことまだ見つかってない

知り合いに転職する理由を聞いてみると

職種までも変えた人は好きな仕事まだ見つかってないって言いました。

若いうちにまだ自分の可能性を広げたいでしょうかね。

転職しても別に悪い印象がないので

遠慮せずどんどんやってみたいことをチャレンジできる台湾社会って

とてもいいところだと思います。

実際どんな風に転職しているのか?

3~5年に1回転職する頻度だと思います。

特に20代は3年に転職する人が多いです。

さらに台湾では「年後転職」という言葉があります。

新年後(旧正月)転職する人数は1年の中に一番多いと言われています。

新年後転職する気がある率

新年後転職する気がある率、2020年の資料によりますとなんと87.7%です。

それで台湾人にとって転職ってごく普通なことだと知られています。

退職の言い方

まずメールで上司に「相談したいことがあります」っていうと

大体部下の退職に慣れている上司は心当たりがあります。

そして退職の理由を深く聞かないことが多いです。

(たぶん聞いても嘘が多いことだと知っているんでしょうか…)

「家族の関係で退職します」

家族か健康など普通の理由で退職するのがありますが

「仕事に疲れてしばらく休憩したいです」(我想休息一段時間)

「転職先が決まりましたので」(我已經找好下一份工作了)

ストレートにほんとの理由を言うのもあります。

ちなみに私はストレート派です。

転職しない理由

IT&半導体業界に長くいて転職しない理由はこの三つです。

家族に反対

家族が反対したり、家のローンがあったり、

お金が必要で転職するリスクを冒したくないという理由です。

現状に満足している

今の仕事が好きでこちらより良い仕事が中々ないと思っている、

転職する必要もないという理由です。

転職できない

自分に自信がなくて転職ができません。

仕事ができない人がこの理由で転職しない場合が多いです。

転職しない人に悪い印象が…

さっきの言ったことで半導体業界って3~5年に普通転職するので

もし5年超えても転職しない人って

周りにどんな風に思われているのでしょうか。

向上心がない人または仕事ができない人だと思われます。

転職しないって台湾では別に責任感があったりと思われなく

逆にそのまま現状に満足して向上心がないことになります。

それとも

「あいつ仕事できないから転職できない」

と思われることになります。

でも一つの例外があります。

現職TSMCの人が転職しなくても悪い印象がない

なぜならもうトップ企業なんですね…(笑)

テス
テス

1年の中に何回も転職するとさすがに台湾でも悪い印象だよ~

ちなみに私の日本語のせいで勘違いしないように、うまく日本語で書けないところに中国語をつけました。

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